システム活用術
IT活用のヒント
情報分析(おむつとビール)
そこでこの傾向を分析すると、深夜、紙おむつが突然切れてしまい、お母さんに「いま営業しているところはコンビニだから、コンビニで紙おむつを買ってきて」と言われたお父さんが、コンビニンスストアに行き、紙おむつを購入したあと、「愛する我が子のためにここまで来たのだ、自分にもご褒美をあげよう」と思い、ビールを購入し、それ以降は自分がビールを飲みたい時には、紙おむつを買いに行くという名目でコンビニンスストアに向かっているのではないかと想像できます。
この分析データを活用して、単位面積当たりの販売回転数を上げるため、深夜になると紙おむつをビールの近くに置くなどの工夫をして売上アップを図ることができるようになります。
このデータマイニングを活用することによって、潜在的な消費者のニーズを引き出すことや、商品の陳列の参考にするなどいろいろな場面で工夫することができます。このデータマイニングを活用するためには情報を蓄積し、そしてその情報を分析しなければなりません。このデータを蓄積して分析できるツールがシステムであり、このシステムを活用することで事業が大きく広がる可能性を秘めています。