RSS
ホーム > Access開発 > サービス一覧 > SQLServerにアップサイジング

Access開発

サービス一覧

SQLServerにアップサイジング

SQLServerにアップサイジングとは、Micriosoft Accessだけで構築したシステムにSQLServerを組み合わせて本格的なクライアント/サーバーシステムに移行する方法です。


  • データ数が増えて、処理が重くなってきた・・・ 
  • 排他制御、セキュリティー、バックアップなどしっかりとした基盤にしたい
  • 蓄積されたデータを活用したい(ビジネスインテリジェンス機能)

Micriosoft Accessのオブジェクト

Micriosoft Accessは大きく7つのオブジェクト(機能)で構成されています。
オブジェクト名   機能 
テーブル データを蓄積する機能。データベースの本体。
クエリ テーブルのデータを操作したり問い合せたりする機能
フォーム テーブルにデータを登録したり、処理の起動を指示するなどの画面を作成する機能
レポート テーブルに蓄積されたデータを紙で出力するレポートを作成する機能
ページ ブラウザ(インタネットエクスプローラー、FireFoxなど)で見る画面を作成する機能
マクロ 画面操作で実行するアクションを選択し、プログラムを記述しなくても処理を実行する機能
モジュール テーブル、クエリ、フォーム、レポートを操作するためにVBAというプログラムを記述する機能

 

システム構築はEcxleやWordなど手作業で行っていた管理や処理をAccessのオブジェクトだけを活用しました。


 

アップサイジングはこれらのオブジェクトの中で、テーブル、クエリで行う処理をSQLServerに移すことで、クライアントのパソコンの処理を軽くする方法です。

 

SQLServerは金融機関や医療機関などでも利用されている製品です。障害発生などによりデータが破損してしまった場合に備え、データの複製を別サーバに作成するための機能やデータに対するセキュリティー機能の強化、ビジネスインテリジェンスと呼ばれるデータを活用する機能などAccessが持つシステムの障壁を乗り越えることができます。

また、SQLServerのライセンスが無償のExpress Editionを活用すれば、無料でSQLServerを使うことができます。Express EditionはSQLServerを使ったシステムの中では小規模向けとありますが、データサイズが10GBまで対応していますので、Accessの限界を大きく超えています。テーブルだけの利用だけならExpress Editionを使う手も効果的です。

2通りのアップサイジング方法

弊社が提供するアップサイジング方法には大きく分けて2通りの方法があります。

 

1.ODBC接続でテーブルだけを活用する

ODBC(Open DataBase Connectivity)接続を利用して、テーブルだけをSQLServerのテーブルを参照する方法です。Accessのオブジェクトの中でテーブルだけをSQLServerに移行する方法です。


 

メリット 複数のmdbをひとつにまとめられ、データのセキュリティーが向上する。またクエリなどのAccessの資産を引き継げる。
デメリット

SQLサーバーの機能がフルに使えない。Accessエンジンを使うため速度の問題が解決しない。

こんなお客様におススメ ・仕様が確定せず、まだいろいろな機能を開発する予定がある。
・複数のAccessが存在し、データの管理が煩雑になってきた。
・データのサイズが2GBに近づいてきた。


 

2.ADPファイルを作成する

Accessの「mdb」ファイルを「adp」ファイルに変更する方法です。ローカルのAccessで行っていたテーブル、クエリはサーバーのSQLServerの機能を使います。つまりサーバ側で処理をして、結果だけをローカルに返しますので、処理速度が向上します。「mdb」ファイルを「adp」ファイルに変更するにはAccessのアップサイジングウィザードを使います。



メリット 処理速度が向上し、安定的な本格的クライアント/サーバーのシステムが構築できる。
デメリット

Accessの資産をそのまま引き継げない。クエリ、プログラムなどは書き直さなければならず、詳細設計からやり直すぐらいの感覚が必要。また、サーバーの管理技術が必要。

こんなお客様におススメ ・仕様は確定し、安定運用を行っている。
・処理速度の遅さで、業務の運用に支障がでてきた。
・システム統合を検討している。

お問合せはこちら
Copyright(c) エスエイチラボ株式会社 All Rights Reserved.